こんにちはセツナです!
前回の記事で新卒入社した会社から転職した私ですが、転職先の会社で適応障害になってしまった経験があります。
今回はそのあたりのことを紹介したいと思います。
前回の記事はこちら。
転職した会社について
私は前職はネットワークソリューション関係の会社に勤めていました。
DXとか働き方改革みたいなところに携わる会社で経理業務を主に行っていました。
転職した会社はメーカーであり、業務としては同じく経理を行っていました。
配属された部署は前の会社と比較すると年が近い人も多く、また同じように転職してきた人も何人かいるような感じで、親しみやすい印象でした。
また仕事についても前職は上司の許可がなければ帰れない職場でしたが、転職した会社は個人の裁量がしっかりとしており、自分のタイミングで出社と業務終了ができる環境でした。
余談ですが前職よりも規模が大きい会社に転職をしたため、周りの人の学歴は私とは比較にならないほど高く、学歴フィルターはあるのかもしれないと感じました。
私はいわゆるMARCH卒ですが、学歴フィルターがあるとすればボーダーラインぎりぎりであり、おそらく新卒では入れないだろうなという風に感じました。
社会人になったら学歴よりも会社で何をしたかが大事ですが、おそらく前職での経験を評価して転職できたんだろうなと思いました。
忙しすぎる日々に疲弊していく心と身体
2023年9月に転職した私ですが、正直タイミングが悪かったです。
転職先は1月~12月決算の会社であり、9月に入社した私に待ち受けていたのは、以下のイベントでした。
- 月次業務(9月)
- 3Q決算(10月)
- 年間予算策定(10~12月)
- 中期計画策定(10~12月)
- 年度決算(12~1月)
経理関係の仕事をしている人はこの大変さがわかるかもしれませんが、それ以外の人にも理解しやすいように高校のイベントに変換するとこんな感じです。
- 中間テスト(9月)
- 期末テスト(10月)
- 体育祭(10~12月)
- 文化祭(10~12月)
- 大学受験(12~1月)
各イベントをこなしつつ、次のイベントの準備をしないといけないというイメージを持っていただければわかりやすいかと思います。
それに加えて入社したばかりの私は社内用語や関係部門、関係する人が全く理解できていない状況であり、本来中途入社した人が受ける研修も受けられないような状況でした。
そして何より一番大変だったのが、中堅社員が3人いなくなってしまったことでした。
2人は育児休暇の取得、1人は転職のため10月に1人、11月に2人いなくなってしまいました。
この中堅社員3人は部署の業務全体に精通していて、全体を見つつ手が足りないところをフォローする立場の人だったため、
11月からは圧倒的に人員不足に悩まされていました。
私もなんとか1つ1つの業務に食らいつき進めていこうとするものの、入社したばかりで関係部署との調整が上手くいかないことなどもあり、前職のようなスピードで業務を進められない日々が続きました。
毎日出社して業務に取り組み、気づけば遅い時間で続きは明日に回すしかなく、家でも次の日にやらなければいけない仕事のことを考え、ゲームなどの息抜きをする時間もないような毎日を送っていました。
特に関係部署との連携が上手くいかないこと、部門内が忙しさゆえ日々ピリピリしだしていくことなどの人間関係が本当にしんどかったです。
毎月40時間以上の残業を乗り越え、なんとか年末のひと段落する時期まで走り抜けましたが、今までに取り組んだ業務の振り返りが全くできておらず、私の頭の中にはタスクが残ったままという感じでした。
年が明け限界を迎えてしまったこと
2024年1月。
年末年始の休みはしっかりと頂くことができ、実家に帰省したり親孝行の温泉旅行などをすることが出来ました。
しかし仕事に戻った時が大変でした。もう私は再び走り出すことができなくなっていました。
年があけて会社に出社して上司から告げられたことは「そろそろ業務負荷を増やしたい」ということでした。
これまでは入社して間もないことから業務量は他の人と比べて抑えられていましたが、そろそろ他の人と同水準まで増やしたいとのことでした。
私の頭の中にはこれまでの業務の振り返りや落とし込みができていないタスクが残っており、これ以上に業務負荷が増えると処理しきれなくなることはわかっていました。しかし周りも忙しいため、断ることもできませんでした。
そして数日後、私は仕事中に突然涙が溢れだしました。
とてつもない不安と焦燥感に苛まれ、これからどうすればいいのか、私にはこの会社で働くことは無理なんじゃないのか、
どうしよう、どうしよう。
そんな考えが頭の中をグルグル回り続けました。
適応障害の診断を受けたこと
私は大学で心理学を学んでいた経験があるため、これはまずいと思いすぐさまメンタルクリニックを受診しました。
結果としては「適応障害」という診断を受け、その日から休職することになりました。
休職している間のことについては、別途詳しく紹介していこうと思います。
参考程度に適応障害について簡単に紹介すると、以下の通りです。
適応障害とは、ライフスタイルの変化や環境に馴染めず、ストレスとなって生活に影響をもたら精神障害のこと。
きっかけはさまざまで、転職や離婚、家族の死などの出来事が原因となり、気分が落ち込んだり、不安やイライラを感じたりすることがあります。また、身体的な症状としては倦怠感や過呼吸、頭痛などがあり、暴食や喧嘩などの問題行動も生じる可能性がある疾患です。
適応障害のチェックリストとしてはこんな感じの症状があるかどうからしいです。
- 常に緊張していたり、落ち着かなかったりする
- 不安を感じることが増えた
- 食欲がなかったり、味がしなかったりする
- 2週間以内に2kg以上の体重の増減があった
- 憂うつな気持ちが続いている
- 寝付けない、目が覚める等の睡眠障害がある
- 寝ても疲れが取れない
- 突然涙が流れる
- 自分はダメな人間だと思う
- めまいや立ちくらみ、動悸がある
- 死にたいと思う
このリストの全てを私は経験していたと思います。
特に体重増加がひどく、現在よりも10㎏程いつの間にか体重が増えていました。
適応障害から復帰した現在について
1月頃から休職した私ですが、約半年のお休みを頂き2024年7月から経理の別部署にて職場復帰しました。
休職中の出来事については別途紹介しますが、現在は休職前よりも気楽に働けています。
仕事が楽になったということはないのですが、一度病気になったことで自分の限界を知るいい機会になったと感じています。また適応障害になる可能性は十分にありますが、その際はきっぱりと転職しようと思っています。
「ダメなら休む、ダメなら転職、自分の代わりなんてたくさんいる」という風に考え、毎日気楽に働いています。
私がこんな風に考えられているのも休職前に資産1千万を築けていたからであり、だからこそ今があると思います。
今現在も資産形成は続けていますし、24年の年始からの市場好調もあり、総資産は1500万円を超しました。
このお金の余裕があったことが、病気回復の一助になった気がします。
休職中の資産状況については次で詳しくまとめます。
休職中の資産状況について
当ブログは資産形成をメインに扱っているため、休職中の資産状況についてもご紹介します。
先ほど少し触れましたが、私が休職したタイミングが24年1月からということもあり、株式市場は日本も海外も好調続きという感じでした。そのためこれまで買っていた投資信託が大きく伸び、資産は1500万円まで急増していました。
実は心の病気と休職には意外とお金がかかります。
通院と診察代の他にもお薬代がかかりますし、特に休職の診断書発行やカウンセリングなどはお金がとてもかかりました。
私はカウンセリングについては1度受けた時に、大学時代に勉強した内容だなぁと感じたため、2回目以降はカウンセリングを受けていません。
それでも半年間の休職で医療費は10万円以上かかりました。
それに加えて日々の生活費、家賃や光熱費などは発生するのでお金はしっかり出ていきます。
しかしながら前述の資産増加や生活防衛資金を確保していたこともあり、お金の心配をすることはほとんどありませんでした。生活防衛資金についてはこちらで詳しく解説しています。
会社からも基本給の6割くらいの給与は出ている状況でしたので、新NISAの毎月の積立投資は続けることが出来ました。
私の新NISAの設定などは別途ご紹介出来たらなと考えています。
病気になっても解雇されなかった点については転職で大きな会社に入れた一つの恩恵だったと思います。
以上のとおり、休職中も資産形成は続けており、資産も右肩上がりでした。
今振り返って思うこと
転職先タイミングが悪く、繁忙時期に入社したことで適応障害を患ってしまったわけですが、今では交通事故にあったようなものとして受け入れています。
私の頭の回転がもう少し早ければとか、コミュニケーション能力が高かったら病気にならなかったかもしれませんが、
それは反射神経が良くて車を回避できたらとか、身体が頑丈だったら…みたいなことなので、考えても仕方ないかなと思っています。
やはり日頃から資産形成や生活防衛資金を貯めておいたことが、上手く病気から立ち直ることに役立ったと思います。
お金の心配がなかったからこそ、休職中にゆっくりと心と身体を休ませることができたので。
だからこそ私は本ブログを通して皆さんに資産形成や生活防衛資金の大切さを広めていきたいと思っています。
なかなか思うように投資にお金をかけられない人や貯金が出来ない人もいると思いますが、少しずつでも取り組んでいき、私のような、もしもの時の病気にも備える準備を進めて行って欲しいと思います。小さなことからコツコツとが大事だと思います。
そして皆さんが働いていく中で私のように適応障害などの心の病気にならないことを願っています。
次回は休職中の生活について詳しくご紹介出来たらと思っています!
それではまた次回、またね。